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COVID-19

時計をほんの数ヶ月巻き戻すだけで、ほぼすべてのビジネスがサステナビリティの旗を振っており、それぞれが完全に異なる何かを意味していました。最も炭素集約型な産業のひとつとなるエンターテイメント業界は、やっとのことで自身の行動を見つめ直し、以前のリップ・サービスをグリーン・アジェンダへと変えて、核心的な変更と新しい考え方を取り入れていました。音楽は、環境的な面でも真にサステナブルなものとなりつつあったのです。

サウス・ロンドンにある私達のスタジオが、環境的な側面からサステナブルであることを保証されてから10年以上を経たいま、私達は困難な局面に陥っています。サステナブルなスタジオであり続けるためには、コストがかかるのです。これは例えすべてが順調なタイミングであっても、時間を必要とし、また財政的な問題にもなります。

簡単に言ってしまえば、いま現在「ビジネスの持続」と「地球環境への配慮」という両方の意味でサステナブルであることは、容易いことではありません。

機器の調達においては、その製品が与える環境への影響を考慮したとき、しばしば選択肢が限られることがあります。この選択肢が少ない場合、一般的に価格は高騰します。サステナブルなショッピングにおけるこの「贅沢」を、選択する余裕はあるのでしょうか?

サプライチェーンは、カーボン・ニュートラルであること(二酸化炭素の排出量と吸収量の関係が、全体のライフサイクルで見た場合にプラス・マイナス・ゼロ = ニュートラルとなること)と、プラスチックを使用しないということを常に守って来ましたが、新型コロナウイルス感染症の影響によってサステナブルではない代用品の使用を余儀なくされました。以前は廃棄物ゼロでエシカル(倫理的)な販売店から植物ベースのものを購入して使用していた箇所で、プラスチックベースのPPEや化学洗浄製品を使用する必要に迫られることもあります。

私にとって、それは納得できないことです。

わたし達にはできることがあります。サステナブルではないパッケージに包まれた商品を採用したり、より安価で品質にも優れ、よりサステナブルな代替品があるにも関わらず採用していない会社へ、私は手紙を書き続けます。ぜひあなたも、同じことをしてくだされば幸いです。私達全員が、ソリューション(解決策)の一端を担っています ― そして企業へのプレッシャーは、変化を生み出します。

2020年にサステナブルであるためには、優先順位を非常に誠実に監視する必要があります。クリエイティブな分野で活動する人々自身が身を置いている、この新しい世界。その主要な領域は安全性、アート、ファイナンス、そして間違いなく最も重要な地球となります。

下記のチェックリストは、私のレコーディング・スタジオと幅広いエンターテインメント業界の両方に関連するものですが、もしかするとあなたを驚かせるかもしれません。

1 - 安全性。私のスタジオは安全で、その安全は最もサステナブルな方法で実現されているものなのか?
2 - アート。最もサステナブルなリソースを使用して、私/クライアントのために妥協なく最高のものを生み出しているのか?
3 - ファイナンス。私達のビジネスプランは堅実で、この新しい時代に耐えるべく見直されているか、地球環境が利益よりも優先されていることが保証されているのか?

驚きますか? サステナビリティは、実際にはカテゴリーではないのです。業界やビジネス・プランにタグをつけることはできません。サステナビリティは、私達の安全性、アート、そしてファイナンスにおける核心でなければなりません。

それを私達がどのように、そしてどの程度で行うかは、私達が置かれている状況、意欲、そしてどれほどの時間を掛けるのか、ということに依存します。あらゆる意味において、サスティナビリティであることは可能でしょうか? 決り文句のようですが、私はできると信じでいます。ザステナビリティは目的地ではありません。これは旅であり、ひとりでも多くの人々に参加してほしいと願っています。


ゲスト・ブロガー:

John Merriman

John Merrimanは、イギリス・ロンドンに拠点を置く実績あるレコーディング・スタジオ、Crown Lane Productionsのディレクターです。Crown Laneは卓越したジャズ、フォーク、ワールド、クラシック、そして鮮度の高いオーディオ・レコーディングを専門としており、長期にわたるサステナビリティへの取り組みにより、カーボン・ニュートラル・ビジネスとしての成功を収めています。

詳細については、www.crownlanestudio.co.ukをご覧ください。また、2017年に実施したインタビューは、 こちらからご覧いただけます。※いずれも英文

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