4MP31

最初のテスト信号となるboink.mp3は、個々の周波数のトーンの集合体です。それぞれの長さは10サイクルで、周波数は16、18、20、22、26、30、35、40、45、50、60、70、80、90,100、120,150 Hzです。各トーン間には、オーディオ・システムが力を発揮できるように少し間隔があります。この信号を再生する時は、トーンの純度に着目してください。トーンはクリーンであるべきで、すべてのトーンは同じ音量であるべきです。歪みやノイズ、がたつきが聴こえたら、音響システムとお部屋をチェックしてください。スピーカーだけではなく、リスニング・ルームで共鳴しているもの、あるいはスピーカーへ接続しているオーディオ機器などが原因かもしれません。この信号は連続的ではなく、実際の音楽と同じようにオーディオ・システムへストレスを与え、なおかつ信号が分析的で明瞭であるため、システムの出力能力をテストする際に特に有効です。低い音から始めて、高い音へと上げていきます。変化に注目してください。

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2つめのテスト・トーンのsweep1.mp3は、10 Hz〜150Hzまでの周波数が直線的に変化します。信号レベルは一定です。この信号を使うことで、オーディオ・システムの音がどの周波数帯で聴こえるようになるのか、どの程度の精度で音量を一定に保てるのか、リスニング・ポジションでの音量における明確なディップ(反共振)やピーク(共振)の位置を確認することができます。また、カーテン・レールや特定の周波数で共振する家具の音など、お部屋の中の問題を抱える構造物を見つけることができます。

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3つめの信号となるpink.mp3は、ノイズを含んでいます。このピンク・ノイズは、含まれているすべての周波数が等しく聴こえるという特殊な特性(オクターブあたりのパワーが等しく、パワー密度は1オクターブあたり3dB減少)を持っているため、周波数特性の非常に小さな違いを効果的に明らかにすることができます。A/Bテスト方式でサウンド・システムに変更を加える際、その効果を比較する時に最適な信号です。この信号は実際の音楽信号と同じようなスペクトルを持ち、サウンド・システムへ与えるストレスも同じです。オクターブ帯域や1/3オクターブ帯域のリアル・タイム・アナライザーと組み合わせて、音響システムのキャリブレーションに使用することもできます。

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85 Hz

4つめの信号である85Hz_sinewave.mp3には、Genelecのサブウーファーの位置調整用トーンが収録されています。サブウーファーの機種によってはテスト・トーン・ジェネレーターを搭載していないモデルもありますので、85 Hzのテスト・トーンは位相調整を正しく設定するために有効です。使用方法は、サブウーファーのオペレーティング・マニュアルやクイック・セットアップ・ガイドに記載されています。フル・スケールの信号ですのでテストを始める前に音量を絞ってください。

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