マスタリング・エンジニアは、アーティストとリスナーを繋ぐ役割をに担い、可能な限り幅広い再生機器に対応できる再現性を確保するための鍵を握っています。これは骨の折れる仕事ですが、モニターに気を取られることなく音楽に100%集中する。そんな臨床レベルのディテイルと透明性を提供するモニタリング・システムが必要とされます。

Genelecのモニターでは、他のモニターではマスキングされてしまうようなディテイルが驚異的な次元で判別されるため、マスタリング用途には完璧な選択肢となります。最小限の色付け、ニュートラルな周波数特性、高いヘッドルーム、そしてピンポイントで得られる音像イメージを達成したGenelecのモニターは、ニュートラルな音場を作り出し、例え名曲であっても妥協せざるを得なかったような微かなポップ・ノイズやクリック音、ヒスノイズも浮き彫りにします。

マスタリングで成功を収めるには、全面的に信頼できて、かつ快適な音響環境を構築することが重要な鍵になることはご承知かと思います。

部屋の均一性を実現するためには、優れた音響設計に加え機器を慎重に配置することが必要です。そして、もちろんモニターの選択も、確信を持って作業することや完璧な再現性を実現するマスターを制作する能力に大きな影響を及ぼすことになります。

Genelecのモニターは、箱から出してすぐに美しくフラットな周波数特性を生み出しますが、設置を行った部屋に不要な音響の影響が残っている場合、リアパネルにあるシンプルなルーム補正スイッチから、GLMキャリブレーション・ソフトウェアによる本格的なパワーと柔軟性に至るまで、これを補正するための様々なツールを提供しています。

優れた部屋を「最高の部屋」へと変化させる、Genelecにお任せください。


「The Ones」ポイント・ソース・モニターは、W371Aアダプティブ・ウーファー・システムが追加されました。このシステムは、リスニング・ルームが低域再生に与える有害な影響を排除するために、他のどのシステムよりも優れた機能を備えています。

マスタリング・エンジニアにとって、このポイント・ソースの精度と適応性の高い低域性能の組み合わせは画期的なものです。この2つを組み合わせて使用することによって、より高い音圧レベルと、より長いリスニング距離で動作するフルレンジ・モニタリング・システムを構築。色付けのない直接音と反射音の両方を提供し、より一貫した低域のイメージングによる、フラットでスムーズな室内周波数特性を実現します。

これらのフリースタンディング・システムはマスタリング・スタジオの最適な位置に設置でき、ニアフィールド・モニターとメイン・モニターを自由に切り替えても音像が崩れることがありません。


進化を続けるGLMソフトウェアは、Genelecのスマート・アクティブ・モニターと密接に統合。お部屋と音量の両方をキャリブレーションすることができます。

GLMのキャリブレーション機能は、世界中の何千ものスタジオでの経験に基づき音量、周波数特性、到達距離を分析・調整することで、あらゆるGenelecのスマート・アクティブ・モニターを設置された空間に合わせて最適化することが可能です。

GLMの機能は、マスタリング・エンジニアにとって非常に重要です。なぜなら、オーディオ周波数に対する感度は音圧レベルによって大きく変化するからです。慎重にキャリブレートされた音圧レベルで作業することによってのみ、マスタリングでの意思決定に一貫性や精度をもたらすことができます。GLMのソフトウェア・マスターフェーダーは、相対的なdBまたは絶対的なSPLスケールで設計されています。また、アクセサリーとして優先または無線の音量コントローラーを使ってモニターすることができます。