Press Release

Genelec「GLM 4.2」

株式会社ジェネレックジャパン(代表取締役:村井幹司、本社:東京都港区)は、フィンランドのスピーカー・ブランド、Genelecが開発するスタジオ・モニターのセットアップ/キャリブレーション/コントロールを一括して行うことのできるマネージメント・ソフトウェア「GLM™(Genelec Loudspeaker Manager)」の最新バージョンとなる「GLM 4.2」の提供を開始します。

GLMソフトウェアの最初のバージョンが登場したのは、いまから遡ること15年前。優れたイメージングや色付けのない音再生を大きな特徴とし、共にDSPを内蔵したスタジオ・モニターシリーズ「SAM™(Smart Active Monitor)」システムと密接に連携することによって、レベル、ディレイ、周波数応答を正確にキャリブレーションできるGLMソフトウェアは、世界中の放送局、スタジオ・エンジニア、クリエイター/ DJの皆様から業界標準として現在に至るまで高くご評価いただいております。

今回のGLM 4.2では、最新の自動ルーム・キャリブレーション・アルゴリズム「AutoCal」で収集された情報を元に、ご使用の部屋の分析を行い、音響的なアドバイスを提供するルーム・アコースティック・レポート「GRADE(Genelec Room Acoustic Data Evaluation)」や、より直感的なモニター・コントロールを可能とするMIDIリモート機能など多くの新機能を追加しております。

実に多岐にわたる新機能を追加し、さらなる強力なモニタリング・ソリューションとなったGLM 4.2が、皆様に次のレベルのリファレンス・モニタリングをお届け致します。

GLM 4.2の入手につきましては、www.genelec.jp/glm/内のフォームに必要事項をご記入いただくことで、無償でダウンロード頂けます。


GLM 4.2の特徴

AutoCalで得たデータを元に音響的な
アドバイスを提供する「GRADE」レポート*

AutoCalで得たデータを元に音響的なアドバイスを提供する「GRADE」レポート

最先端の自動キャリブレーション・アルゴリズム「AutoCal 2」を搭載するGLM 4.2では、そのキャリブレーション・プロセスで得た情報に基づき、リスニング・ポジションでの周波数応答の精度や時間軸で変化する音響的な特性、到達時間の精度、初期反射、室内音響分析など、様々な変数を分析してレポート化する「GRADE(Genelec Room Acoustic Data Evaluation)」を追加いたしました。

ユーザーやスタジオ設計者が部屋の音響処理を微調整したり、モニターとリスナーの位置の調整、ベース・マネージメントの最適化などを行う際に、GRADEレポートは音響的な問題に対する具体的なアドバイスや見解をご提供し、設置環境のさらなる改善にご活用いただけます。

*レポートの入手方法には、Genelec Cloudのアカウントが必須となります。アカウントは、community.genelec.comより作成が可能です。
*レポートは2022年末まで無償で提供されます。
*レポートは2022年6月時点にて、英語版のみのご提供となります。


直感的な優れたモニター・コントロールを実現するMIDIリモートへの対応

直感的なより優れたモニター・コントロールを実現するMIDIリモートへの対応

GLM 4.2でのMIDI設定画面

GLM 4.2では、MIDIによるハードウェア・コントロール機能を大幅に強化。ボリューム調整、システムのMute、およびDim、レベル・プリセット、ベース・マネジメントのバイパス、グループ・プリセットの選択といった主要なGLMの機能を、MIDIで直感的にコントロールすることが可能になりました。



モニタリングの操作性と効率をさらに向上させる様々な機能改善

AutoCalで得たデータを元に音響的なアドバイスを提供する「GRADE」レポート

「測定準備(Preparations for Measurements)」ページ

GLMは、キャリブレーションのみならずモニターの管理からコントロールまで一括して行うことのできるソフトウェアです。GLM 4.2ではモニタリング作業効率を大きく向上させる様々な機能を実装および改善しました。

26項目を超える改善点、9つの修正点により、GLMはより強力なモニタリング・ソリューションへと進化を遂げております。

※より詳しい変更は、「GLM 4.2 リリース・ノート」をご参照ください

  • 測定スイープの出力前に追加された「測定準備(Preparations for Measurements)」ページの表示
    測定スイープが出力される前に、「測定準備(Preparations for Measurements)」ページが表示されるようになりました。この画面ではGLM キャリブレーション・マイクロフォンの設置方法が確認できるほか、追加情報としてリスニング・ルームの寸法とキャリブレートするシステムの概要を入力できます。
  • モニター・ステータス・インジケーターの改善
    モニター・ステータス・インジケーターが、より直感的に分かるように改善されました。モニターが正常動作していない場合や、ファームウェア・アップデートが入手可能な場合など、ステータス・パネルに表示されます。パネルにはシステムのステータスを表すテキスト(「MUTE」「SOLO」「PROT」「CLIP」「OFFLINE」「UPDATE」)が表示されます。
  • 製品登録方法の改善
    GLMソフトウェアから製品登録を簡単に行えるようになりました。
  • 新機能キャリブレーション・グループID
    新機能キャリブレーション・グループIDは、同じ左右対称のEQ設定を共有するモニターをより分かりやすく取り扱える機能です。同じキャリブレーション・グループIDが割り当てられたすべてのモニターは、左右対称のグループとしてキャリブレートされます。
  • 新機能サブウーファー・グループID
    新機能サブウーファー・グループIDは、同じオーディオ・チャンネルが入力される複数のサブウーファーをまとめて補正することができます。
  • テストコントロール機能の追加
    各モニターおよびサブウーファーを素早く柔軟にテストできるテストコントロール機能が追加されました。各システムに問題が無いかを短時間でチェックするために、テスト・トーンの出力やドライバーのミュートなどが行えます。
  • Phase Alignコントロールを追加
    グループ定義ページのサブウーファー設定に、Phase Alignコントロールを追加しました。サブウーファーとモニターをペアとして扱い、位相を揃えることができます。
  • アダプティブ・ウーファー・システムの位相調整のペアリング設定を追加
    グループ定義ページのW371の設定ポップアップに、アダプティブ・ウーファー・システムの位相調整のペアリング設定を追加しました。W371とキャリブレートするThe Onesモニターを選択できます。
  • 工場出荷時へのリセット機能の追加
    工場出荷時の設定にリセットできる機能が追加されました。モニターおよびサブウーファーの本体に保存された設定を、工場出荷時のデフォルト設定にリセットできます。リセットは、「グループ設定をモニターに保存」ページ(「グループプリセット」>「スピーカーに保存」)で実行できます。
  • 9301A LFEチャンネルの割り当て設定の改善
    9301A LFEチャンネルの割り当て設定を改善し、任意の9301Aの入力にLFEチャンネルを接続できます。
  • SoloおよびMute機能の改善
    マウスのクリックで、一度に1つのモニターをSoloまたはMuteにできます。このとき他のモニターをクリックすると、クリックされたモニターが新たにSolo/Muteに設定されます。同じモニターを再度クリックすると、Solo/Muteが解除され通常の動作に復帰します。CTRLキー(Macの場合commandキー)を押しながらモニターをクリックすると、複数のモニターを同時にSolo/Muteにできるようになりました。
  • グループ・プリセットのツールチップ機能の追加
    マウス・カーソルをグループ・プリセット・ボタン上に合わせてしばらくそのままにすると、ポップアップが表示され、グループ・プリセット情報を素早く確認できます。
  • ルーム・レスポンス・キャリブレーションのステータス情報
    ルーム・レスポンス・キャリブレーションのステータス情報が、「キャリブレート」ボタンの外観で確認できるようになりました。ボタンが緑色の場合、そのグループにキャリブレートが適用されていることを示します。キャリブレート後に設定が変更されると、ボタンのテキストラベルに「*」の文字が追加されます。この情報は、グループ・プリセットのツールチップでも確認できます。
  • グループ・プリセット名の文字数制限の変更
    グループ・プリセット名の文字数が、最大30文字に制限されました。
  • グループ名のラベルの追加
    キャリブレーション・ページと「グループ設定をモニターに保存」ページに、グループ名のラベルが追加されました。
  • マルチ・ディスプレイ使用時の改善点
    マルチ・ディスプレイ使用時にウインドウとダイアログを開く際、一部のウインドウとダイアログがGLMウインドウの中央に表示されず、メイン・ディスプレイの中央に開く不具合を改善しました。
  • グループ設定での確認ダイアログの表示
    グループ設定でサブウーファーのベース・マネージメントを「Full Band」に設定した状態で設定を確定しようとすると、確認ダイアログが表示されるようになりました。「Full Band」を適用すると、AutoPhaseは実行されません。
  • アコースティック・エディターでの確認ダイアログの表示
    アコースティック・エディターで設定を保存せずにウインドウを閉じようとすると、確認ダイアログが表示されるようになりました。
  • システム・レイアウトの追加
    システム・レイアウトへ、新たに Dolby Atmos 9.1.4、Dolby Atmos 9.1.6、Sony 360RA、NHK 22.2 システムのレイアウトが追加されました。
  • ボタンの表示テキストの変更
    「キャリブレーションをスキップ」ボタンの表示テキストが、キャリブレーションの種類に合わせて変更されました(「AutoPhaseをスキップ」、「WooferCalをスキップ」など)。
  • 「別名で保存」ダイアログが表示されるタイミングの変更
    別名で保存ダイアログが表示されるタイミングを、キャリブレーション後から、最初のグループ確定後に変更されました。
  • ゲイン・コントロールのステップ・サイズの変更
    アコースティック・エディターのゲイン・コントロールのステップ・サイズが1dBから0.1dBに変更され、より正確なフィルター設定が可能になりました。
  • 「レベル」情報パネルの改善
    「レベル」情報パネルが改善され、GLMの主要な機能(Mute、Dim、プリセット・レベル、ベース・マネージメントのバイパス、キャリブレーション)のステータスを確認できるようになりました。
  • キーボード・ショートカットへの新しいコマンドの追加
    キーボード・ショートカットに新しいコマンドが追加されました。キーボード・ショートカットは、GLMメイン・ウインドウがアクティブの場合にのみ動作します。

GLM 4.2

詳細ページ

GLM 4.2

システム要件
●Cloud AutoCal 2を使用する場合:Windows 10(64bit)、mac OS 10.11 – 12.0.x(Intel CPU)、mac OS 11.0 - 12.0(Apple Sillicon CPU、要Rosetta)●Local AutoCalパッケージを使用する場合:Windows 10(64bit)、mac OS 10.11 – 12.0.x(Intel CPU)●ディスクスペース:2GB以上●インターネット接続:次の動作には、要インターネット接続 (1) ソフトウェアのダウンロード (2) Cloud AutoCal 2を使用するキャリブレーション* (3) Local AutoCalパッケージを最初使用する際のマイク・キャリブレーション・ファイルの自動取得
注:今回、新機能が追加された「AutoCal 2」はクラウド上でのみの実行となるため、キャリブレーション等を行う際にもインターネット接続が必須となります。インターネットに接続されていない環境にてGLMを使用する場合は、ダウンロード・ページより別途「Local AutoCal」をインストールしてご利用ください。

使用可能なSAM™システム(生産完了品含む)
●8200モニター・ファミリーを含むSAM™モニター・モデル:8240A、8250A、8260A、●8300モニター・ファミリー:8320A、8330A、8340A、8350A、8331A、8341A、8351A、8351B、8361A、W371A●8400モニター・ファミリー:8430A●1000&1200モニター・ファミリー:1032C、S360A、1237A、1238A、1238AC、1238CF、1238DF、1234A、1234AC、1235A、1236A●SEシステム:SE7261Aサブウーファーと併用した場合の8130A●7200ファミリー:7260A、7270A、7271A●7300ファミリー:7350A、7360A、7370A、7380A、7382A
※それぞれのモデルにより、対応する機能が異なります。

※GLMソフトウェアの使用には、GLM Kit (8300-601)およびSAM™スタジオモニターが必要です。


新しいAES/EBUマルチチャンネル・インターフェース「9301B」もラインナップ

新しいAES/EBUマルチチャンネル・インターフェース「9301B」もラインナップ

マルチチャンネル・インターフェス「9301B」(オープンプライス)

新たにラインナップへ加わるAES/EBUマルチチャンネル・インターフェース「9301B」を使用することで7300シリーズのスマート・アクティブ・サブウーファーと連動し、最大16チャンネルをサポートすることが可能です。また、もう一台9310Bを追加することで、22.2チャンネルなど多くのチャンネルへの対応も可能としています。

GLM 4.2では、システム・レイアウトへ新たにDolby Atmos 9.1.4、Dolby Atmos 9.1.6、Sony 360RA、NHK 22.2のシステムのレイアウトを追加しておりますが、この9301Bの登場と共に、サブウーファーを連携させたより柔軟性の高いイマーシブ・システムの構築を、優れたコストパフォーマンスで実現可能です。



Genelecについて

Genelecのミッションはサウンドをできるだけ忠実に再現することで、お客様の夢を叶える手助けをすることです。Genelecは1978年以来、高品質のスタジオ・モニターおよびアクティブ・スピーカーを開発し続けております。他の追随を許さないGenelecの研究開発への取り組みは、数々の業界初となる製品を生み出し、アクティブ・モニターで業界を牽引する存在として活躍しています。株式会社ジェネレックジャパンは、日本のお客様に対するサービスとサポートをさらに強化し、Genelecブランドおよび革新的技術を皆様にご紹介しています。
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本プレスリリースに関するお問い合わせ

株式会社ジェネレックジャパン 担当:浅田

〒107-0052 東京都港区赤坂2-22-21 email : press@genelec.jp


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