Genelec - JOE'S SHANGHAI NewYork

JOE'S SHANGHAI New York Genelec

ニューヨークのガイドブックに必ずと言っていいほど掲載されている中華料理店、「JOE'S SHANGHAI」。行列嫌いと言われるニューヨーカーでさえも並ぶほどの人気店の味を、初めてニューヨークの外へ持ち出したのが「JOE'S SHANGHAI NewYork」です。

東京のなかでも一等地に位置する銀座にある「銀座店」は、洗練されたインテリアと、どこか中華のテイストを感じさせるようなテイストが絶妙に調和した空間で来る人を迎え入れます。

「レストランの成功にとって、音はとにかく重要」と話すのは同店の代表取締役、梅野貴典氏です。ミュージシャン、そしてプロデューサーとしての顔も持つ梅野氏は、音楽、そして音は来店するお客様へのプレミアムな時間の提供に極めて重要という想いを強く持っています。このこだわりを実現するべく選ばれたのは、Genelecの8010です。

他にはないプレミアムな時間の提供のために選ばれたGenelec - JOE'S SHANGHAI NewYork 銀座店

メイン・ホールにはウォール・マウントの8000-422を使用して合計4台の8010を設置

そもそも、なぜ梅野氏がレストラン経営に乗り出したのか。そこには、ニューヨーク時代の自身の体験が大きく関係しています。

幼少時代から音楽にのめり込み、シンセサイザーの魅力に取り憑かれ、日本でのデビューも果たした梅野氏。18歳で訪れたロサンゼルスでのレコーディングで目の当たりにした "音楽の作り方" に衝撃を受け、「ここ(日本)から出なきゃ」と20歳で渡米します。

アメリカでは「クラブ遊びばかりしていた」と振り返る梅野氏ですが、そこで広告会社ルック&カンパニーのエンジニアと出会ったこときっかけに、ノースウエスト航空のCMを制作。その作品は、アメリカの広告業界の中でも最も栄誉がある『Clio賞』を受賞するに至っています。

他にはないプレミアムな時間の提供のために選ばれたGenelec - JOE'S SHANGHAI NewYork 銀座店

JOE'S SHANGHAI JAPAN株式会社 代表取締役 梅野貴典氏

アメリカで大きなチャンスを掴み、成功を果たした梅野氏は、その後もアメリカの広告業界の第一線で活躍。大手プロダクションのアメリカ支社長を務めていたその過程で、「当時のニューヨークにはミュージシャンはいたけど、ビジネスとして音楽を仕切ることができる日本人はいないんだって気づいた」と、梅野氏は日本に戻り、ニューヨークとの架け橋になる仕事をすることを決意します。

日本に戻ってきた梅野氏が、まず最初に感じたこと。それは「レストランがつまらない」ということでした。

他にはないプレミアムな時間の提供のために選ばれたGenelec - JOE'S SHANGHAI NewYork 銀座店

個室にも8010が設置されている

「ニューヨークでは、レストランでみんなで食事をして、そのあとクラブへ行って……っていうようないわば "社交界" のようなものがあったんですよ。それがあったおかげで、僕も仕事でチャンスを掴めた。だから日本にもそういう場所を作りたいなって思ったんです」

そうして日本でのレストラン出店にあたって候補をリストアップし、選んだのがニューヨーク時代に通い詰めたJOE'S SHANGHAI。何度も足を運び、日本への出店権を獲得するに至ります。

JOE'S SHANGHAI NewYork 銀座店では、壁の色や調度品、カトラリー類に至るまで徹底したこだわりを持っていると話しますが、なかでも同店を象徴するのが、梅野氏自身でセレクトしているという音楽です。

「店はお客さんが作る。こちらが用意するのは"箱"です。ただ素敵な箱でも、ダサい曲をかけていたら台無し。この店では、曲は僕がプレイリストを作って、時間帯を考えて選曲をしています。ディナーの時間帯で人が入っている時間に合わせて盛り上がっていって、やがて落ち着いていく、みたいなイメージです。もちろん、それがお客様の会話を邪魔するような音ではいけません。ニューヨークで学んだことは、全てが一貫しているということなんです。だからドアのディテイルとか箸置きまで全てにこだわる。料理からインテリア、食器、そして音、音楽。全部揃って、適正な価格だったら、他に負けないんです」

Genelecのスピーカーは、そんな梅野氏の要望に応えています。

他にはないプレミアムな時間の提供のために選ばれたGenelec - JOE'S SHANGHAI NewYork 銀座店

最初に足を踏み入れるラグジュアリーなエントランスから8010を使用して空間を演出

「GenelecはニューヨークでもLAでも、パリでもロンドンでも、もう昔から世界中のスタジオで必ずなければならない機材。ミックスの最終段階の過程では必ず、エンジニアと一緒に、"Let’s Have a fun”って言って、いままで聴いていたモニターからGenelecに切り替えると、音像が広がり、キラキラと輝く音に変身するのを聴いて楽しみながらミックスの調整をしていました。だからこの店にもGenelecを選びました。8010のようにアンプが中に入っていて、線を繋げればキラキラした、でもしっかりボディもあって、そこでミュージシャンが歌っているような感覚になれるスピーカーが、こんなに小さくて、この値段で手に入るのは、すごいことだと思いますね」

他にはないプレミアムな時間の提供のために選ばれたGenelec - JOE'S SHANGHAI NewYork 銀座店


ミュージシャンとして、そしてビジネスマンとして梅野氏が過ごしてきたニューヨークでの経験。そして、現在の梅野氏へとつながる社交の場としてのレストランやクラブの存在。そんな梅野氏が大切にしている様々な要素を具現化したのが、JOE'S SHANGHAI NewYorkなのです。

「成功するレストランの要素の1/3が音楽なんですよ。だから、適切なボリュームと音質でなければならないし、良い音楽じゃなきゃいけないし、ディナーにあっている音楽じゃなきゃいけない。Genelecは、お客様にJOE'S SHANGHAI New Yorkでの時間を存分に楽しんで頂くための大事な要素なんです」