VR 作品『Clap』におけるイマーシブサウンドの実践

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VR 作品『Clap』におけるイマーシブサウンドの実践
VR/ゲームサウンドに携わるクリエーターの皆様はもちろん、特に普段、VR/ゲームの制作に関わらないという方にも制作ワークフローが簡単に理解できるように、実際のVR作品『Clap』を通じて、制作手順の基礎をわかりやすくご紹介する貴重なセミナーです。
Apple Musicをはじめ様々な定額配信サービスにて、Dolby Atmos MusicやSONY 360 Reality Audioによる空間音響コンテンツの提供がスタートしており、音楽シーンにおいては今まさにイマーシブコンテンツが旬を迎えているのは皆さんもご存知のところだとおもいます。 音楽におけるイマーシブコンテンツでは、主に、オブジェクトベースとチャンネルベースが使われていますが、実は、ゲームサウンドの世界では、そのずっと前からこれらの技法がつかわれていました。ただし、ゲームやVRのようなインタラクティブ性を求められるコンテンツ制作は、音楽のコンテンツ制作とは少し異なる技術や観点が必要になります。
本セミナーでは、録音時のマイキングのノウハウ、そしてミキシングのノウハウ、さらには、音源を3D空間に実装する方法までの一連の流れを、ヴェネチア国際映画祭ノミネートVR作品『Clap』を通じて、第一線で活躍するサウンドデザイナーのお二人に解説をしていただきます。
前半では、『Clap』の音楽と効果音を担当した株式会社WOWOWの蓮尾氏より、作品紹介と共に、監督と作曲家からの依頼を受けどのように録音とミックスを行ったのかを解説いただきます。そして後半では、株式会社ソノロジックデザインの牛島氏より、受け渡された楽曲と効果音の素材をどのように3D空間に実装したのかを詳しく解説いただきます。また3D空間への音源の実装にあたり、もっとも重要な要素となる「パンニング」に関しても、VBAPとAmbisonicsでのパンンニング効果の違いを検証した貴重なバイノーラル音源も体験いただける、大変盛り沢山な内容となっております。
VR/ゲームのサウンドクリエーターのみならず、広く空間オーディオでのエンターテイメントコンテンツ制作に携わる方すべてに是非見ていただきたいセミナーとなっております。
このセミナーを通じて、空間オーディオ作品の制作に関するヒントを掴んでいただければとおもいます。

牛島 正人
株式会社ソノロジックデザイン 代表取締役/サウンドデザイナー
Berklee College of Music Music Synthesis 学科にて音響/音楽理論習得。帰国後サウンドデザイナーとしてキャリアをスタート、WWEシリーズでは約3年間サウンドデザイン/ディレクション/仕様作成/通訳を担当。2017年3月よりAudiokinetic株式会社プロダクトエキスパートに就任。クリエイター視点から、オーディオミドルウェア『Wwise』を用いたゲームサウンド開発サポート業務を担当。2015年から行っているフリーランスサウンドデザイン業務を2021年4月、株式会社ソノロジックデザインとして法人化。ゲーム業界を中心にサウンドデザイン/ディレクション/仕様作成も含めた統合的なサウンド制作業務を提供。

蓮尾 美沙希
株式会社WOWOW
東京都出身。東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科を経て、同大学院音楽研究科音楽文化学専攻音楽音響創造研究分野を修了。在学中からレコーディング・ミキシング技術を学び、特に3Dオーディオシステムを使った音響作品制作に積極的に取り組む。2019年発表の細井美裕「Lenna」に立体音響エンジニアとして参加し、同楽曲にて第26回日本プロ音楽録音賞ハイレゾリューション部門優秀賞およびニュープロミネントマスター賞を同時受賞した。現在は株式会社WOWOWにて、技術企画部WOWOW Lab担当として3Dオーディオ技術等を用いたコンテンツ開発や収録・配信サービス企画を手掛ける
[https://corporate.wowow.co.jp/wowowlab/]セミナー概要
シリーズ | Media Innovation Workshop | ONLINE 2021 |
講演タイトル | Session 1 : VR作品『Clap』におけるイマーシブサウンドの実践 |
配信日時 | 【終了】2021年10月29日(金) 17:00 – 18:30 |
視聴方法 | 上記よりアーカイブ動画をご覧ください |
料金 | 無料 |
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