「モネとヴェネツィア」展 - ブルックリン美術館に響くGenelecイマーシブ・サウンド


ブルックリン美術館のヨーロッパ美術シニア・キュレーターであるリサ・スモールが共同キュレーションを担当した本展は、モネが1908年に描いたヴェネツィア絵画を、カナレットから20世紀初頭に至る数世紀にわたる同都市の芸術的描写と並べて考察するという内容です。
今回の展示のテーマについてスモール氏は次のように述べています。
「本企画展は、ニューヨークで25年ぶりとなる最大規模のモネ展になります。今回私たちは、感情に訴えかける革新的な体験、単に作品を "見る" だけでなく "感じる" ことができる体験を提供したいと考えました。それを可能にしてくれたのは、ナイルズ氏の楽曲、そしてGenelecの音響システムに他なりません」
展示の最後を飾る部屋では、モネの象徴的なヴェネツィア作品群が展示されると同時に、Atmosミックスで制作されたルーサー氏によるオリジナル楽曲が来場者を包み込みます。自身の楽曲について、ルーサー氏はこう語ります。
「今回の展示では、モネのヴェネツィア作品群が展示される最後の部屋のために、4.1.4chの構成による多チャンネルの交響曲を作曲し、Dolby Atmosフォーマットによるインスタレーションを制作しました。最も困難だった課題は、私たちが扱っているような高度なテクノロジーは、総合的な美術館にはほとんど導入されていない、あるいは利用できないことです。しかし、最新のテクノロジーを慎重かつ緻密に、細部にまで配慮して導入することで、技術的な部分ではなく、作品が与える感情が前面に出てくるのです。部屋に入った瞬間、心臓が止まるような感覚や、息を呑むような体験になることが重要であり、私たちは今回それを実現できたと確信しています」

ルーサー氏は続けます。
「クリエイティブ面、つまり作曲家として難しかった点は、"これらの絵画が持つ芸術性をどのように音楽として表現するか" ということでした。スケジュールもタイトで、スコアを作曲し、演奏者に譜面を渡し、スタジオに入り、リハーサルを行い、録音、ミックス、マスタリング、現場での設置。これらすべてを数ヶ月以内に行う必要がありました。会場に導入されたスピーカーはすべてGenelec製です。耳の高さに8330が4台、0.1ch用にサブウーファー7350、さらにオーバーヘッドに4台の8320が配置され、4.1.4 Dolby Atmosへのフル対応をもたらしました。GLM(Genelec Loudspeaker Manager)によるキャリブレーション機能のおかげでこのシステムが実現できました。現場に持ち込んだマスター・データをキャリブレート後のシステムで再生するだけで、本当に素晴らしい音で鳴ってくれたんです」
ルーサー氏と美術館の技術チームは、Genelec SAM(Smart Active Monitor)システムを使うことで、広く残響の多い空間が抱える音響上の制約を克服することができました。GLMのインテリジェントなキャリブレーションと詳細なGRADE(Genelec Room Acoustic Data Evaluation)レポートを活用することで、より最適な周波数バランスと残響のコントロールを行うことができた結果、ナチュラルでクリアなリスニング環境を実現できたのです。

試聴:ナイルズ・ルーサー『Souvenir: Venise d'après Monet(思い出:モネが描いたヴェネツィア)』
「モネとヴェネツィア」展は、2026年2月1日までブルックリン美術館で開催されます。
ブルックリン美術館
ブルックリン美術館は、アメリカで最も歴史があり、最大規模かつ革新的な美術館のひとつです。
過去200年間にわたり、先駆的な美術館として評価されてきたブルックリン美術館は、多様な展示、公共プログラム、コミュニティに根ざした活動を行っており、アートを通じて様々な視点や声を伝え、現代社会にとって重要なテーマを発信しています。ブルックリンの中心地に位置する歴史的建造物を拠点とし、世界各地の文化と6000年以上の歴史を網羅する14万点以上のコレクションを所蔵することでも知られています。
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