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「もともと都会が大嫌いだった」と話す光田氏が自宅スタジオを構えるのは、東京の都心から離れた豊かな自然に囲まれた場所。この環境に溶け込むログハウスの扉を開けると、そこには都心では実現することが難しいであろう開放感溢れる空間が広がります。

「部屋が狭いとどうしても窮屈に感じてしまって伸び伸びと作業ができないことと、部屋が狭いとスピーカーを置く場所に限りが出てくるので、広いスタジオを作りたかったんです」と話す光田氏。そこには5台の8351がリスニング・ポジションをぐるりと囲むようにサラウンドで配置され、2台の7370サブウーファーと共に、日々の光田氏のワークフローを支える重要なスタジオ・モニターとして活躍しています。

At Home | 光田康典氏のプライベート・スタジオを訪ねる

これまで多くのブランドのスピーカーを使ってきた光田氏は、その過程で「どうやら自分の耳には同軸のスピーカーが合っている」と確信。そこで自宅スタジオを作る際に様々な同軸スピーカーを試聴したそうで、なかでもThe Onesの音の印象は非常に衝撃的だった、とその当時を振り返ります。

「GenelecのThe Onesを聴いたときに、その音にすごく衝撃を受けて……。何て言うんでしょうね……“え、このスピーカーから鳴っているの?”って何度も自問自答を繰り返しました。もう何回も色々なスピーカーと機器比べた結果、自分が理想としていた音にすごい近かったので、Genelecの8351にしようと決めました」

GLM2ch

光田氏にとって、当然フラットであることは理想の音の条件でしたが、そこでもうひとつ、鍵となったのがGLMの存在です。

「正直、スピーカーの特性ということよりも、部屋の特性のほうが70%くらいの確率で重要だと思っているんです。その残りの30%となるスピーカーのポテンシャルをいかに引き出すか、ということなんですが、スピーカーはどうしても部屋鳴りの影響を受けてしまうので、そこを補正してくれるGLMは2chについてもサラウンドについても非常に画期的なシステムだと思いました」

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また、オーケストラによるホール録音も頻繁に行うという光田氏ですが、そこでもこのGLMが大きなメリットをもたらしてくれると話します。

「ホール録音ではどうしても控室なんかでスピーカーをセッティングしてモニタリングを行うことが多いのですが、そういった時にGLMを使うと自分の部屋にいるような感覚で聴き比べることができるので、非常に僕にとっては安心度が高いスピーカーであることは間違いないですね」

光田氏が生み出す音楽はその世界観を見事に演出し、ユーザーをゲームの世界へと引き込みます。また、さまざまな環境でプレイされるからこそ光田氏のスタジオ・ワークにおいて、Genelecのサウンドは大きな役割を担ってます。

At Home | 光田康典氏のプライベート・スタジオを訪ねる

「まず、低音の濁りがすごい少ないと感じているんです。低音にスピード感がありつつ濁らない。全体的な楽曲のイメージを損なわずミックスすることができますし、なおかつGenelecでミックスを判断したあとに違う環境で聴いてもミックスが大きく違わない。あと、定位がすごくしっかりとしていて楽器のポジションがすごく把握しやすいというのは、大きな特徴だと思います。僕の作業スタイルでは、Genelecのスピーカーは欠かせないスピーカーです」


光田康典

プロフィール 1972年1月21日生まれ。1992年スクウェア( 現スクウェア・エニックス)入社、1995年『クロノ・トリガー』で作曲家デビュー。『ゼノギアス』等の作曲を担当した後、1998年に独立。フリーランスで活動後、2001年プロキオン・スタジオを設立し、同社の代表を務める。現在はテレビや映画、アニメ、ゲームなどジャンルにとらわれない多様な作曲をこなし、有名アーティストへの楽曲提供やアルバムプロデュースを手がけるほか、国内外のライブ出演や海外でのレコーディング、書籍の寄稿も積極的に行うなど多岐にわたり活動中。主な楽曲代表作に、『クロノ・クロス』『ゼノサーガ エピソードI』『ソーマブリンガー』『新・光神話 パルテナの鏡』『SOUL SACRIFICE DELTA』NHKスペシャル『宇宙生中継 彗星爆発 太陽系の謎』『イナズマイレブン1〜3』『イナズマイレブンGO クロノ・ストーン』『イナズマイレブンGO ギャラクシー』『イナズマイレブン アレスの天秤』『イナズマイレブン オリオンの刻印』『黒執事 Book of Circus』『ゼノブレイド2』『FINAL FANTASY XV エピソード イグニス』他多数。

プロキオン・スタジオ : www.procyon-studio.co.jp
Twitter : @YasunoriMitsuda


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